海外からも訪れる産後ケアホテル「ベビマム」京都滞在記

産後0か月時に合計8泊ステイした、京都の産後ケア施設「baby.mam(ベビマム)」。(内容は2023年6月滞在時のものです)

リラックスできるお部屋

女友達の素敵なお部屋に遊びにきたような、ほっとする、クリーンな個室。マンションタイプで使いやすいバスルームや洗面、小さめのキッチンも付きます。

ここでは助産師さんや保育士さんが、昼夜を通していつでも、赤ちゃんを預かってくれたり、連れてきてくれたりするので、自分のペースで休息と育児が叶います。わたしは、昼間は食事や休憩のときは赤ちゃんをお願いして、それ以外は同室で。夜はしっかり寝たかったので、搾乳機を借りて搾乳した母乳を渡して、足りない分は粉ミルクを与えてもらうというかたちで過ごしました。

うちの子はよく泣くし、預けすぎは申し訳ないかな、という気持ちになりながら、助産師さんの「せっかく休みに来てるんだからゆっくりして下さいね」というやさしい言葉に癒されながら、めいっぱい甘えさせてもらいました。

ごはんが美味しい!

産後ケアホテルでの楽しみは、とにかくお食事。
こちらでは、朝、昼、夜、いずれも野菜たっぷりのお料理がいただけました。
味付けは関西にしてはやや濃いめかなと感じたけれど、丁寧な手作りの味。
和食、中華、アジアン、洋食などバリエーションに富んで、毎食とても楽しみ。
作らなくても、ネット注文さえしなくても、自動的に美味しいお料理をお部屋のテーブルまで運んでもらえるありがたさは、想像を超えるものでした。
またお部屋には冷蔵庫やレンジもあるので、私は納豆やヨーグルト、炭酸水を持ち込み。
食事以外にも、3時のおやつが用意されています。これがまた、焼き菓子や米粉ケーキなど、甘さ控えめで、どれも抜群に美味しい。

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ママに嬉しい充実のアメニティ

お部屋には、着心地のよい授乳服が。レギンスがとても柔らかくて履きやすかったです。衣類は、持ち込んだ赤ちゃん物や自分の私服も合わせて、毎日洗濯してもらえました。

用意されていたオムツは、嬉しいことに、我が家で選んだものと同じナチュラルムーニー。オーガニックコットン製で、柔らかだけどパッド面はずっとサラサラ。ママにとっても一日に何度も扱うものだから、手触りやかわいいデザインも気に入りました。その後いろいろ試しましたが、断トツで良いと思います。

また、粉ミルクを与えてもらう際は、持ち込んだオーガニックのものを。担当の助産師さんいわく、「海外から来られる方も多いので、どんなものでも対応しますよ」と頼もしい限り。

ほかにも、椅子には、産後の痛みを和らげる円座クッションに、バシネットや授乳クッションなど赤ちゃんグッズも揃っていて、自宅に購入するもののお試しにも。

ラウンジは休息にも来客にも

滞在中に何度も立ち寄った、癒しのラウンジ。
からだにやさしいおやつやノンカフェインのお茶やコーヒーが置いてあり、親族などの来客時にもこちらで対応可能です。
日によって、無料のベビーマッサージ講習や母親のアロマセラピーなども受けられ、他のママとも情報交換を。

滞在中のプロの指導が心強い

また、助産師さんや保育士さんが常駐しているので、沐浴や爪の切り方、哺乳瓶の消毒など、基本的なこともあらためて教われました。

特に素晴らしいのは、産後まもなく母乳が安定しない時期に、たびたび母乳指導をしてもらえたこと。その後、安定して母乳が出ているのは、ここでの経験が大きいと思います。

また、夜は赤ちゃんを預けていたので、長時間授乳しないと乳腺炎の原因にもなりかねないから搾乳するよう教えてもらいました。借りた搾乳機は、手動と電動どちらも試した結果、断然使いやすかった電動で。お借りしたのはプロ仕様のだったので、自宅では同じピジョンの、ベーシックなモデルを購入。これもお試しできてよかった買い物です。

産後ケアは妊娠中に仮予約を

出産予定日の2か月くらい前に電話で仮予約しました。予定日に生まれなくても、「予定日は目安で、おおよその時期で用意しておくので大丈夫」とのことで安心。

実際に産まれてから予約を確定しました。ところが、合計9泊予約したものの、産院に入院中、赤ちゃんの黄疸の数値が上がって退院日が不確実に。
事情を話したら、直前ながらも快く無料で1泊分キャンセルしてもらえました。
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産後ケア施設に泊まるということ

産後ケアホテルは、予算的に贅沢かなと思いながら、高齢出産ということもあり、産褥期をゆったり過ごすことで早く回復して、その後の長い育児に備えることを最優先に考えました。
産後は体の弱りに加えて、入院時から母子同室の場合は睡眠不足が続くので、1泊だけでも産後ケア院に泊まる価値はものすごく大きいと思えます。
予算面では、うちは7泊分の京都市の産後ケア事業の補助も受けることができ(アメリカ在住ですが妊娠中〜出産時は京都に住んでいました)、かなり出費を抑えられました。
産後ケア施設の利用の仕方としては、産後しばらく自宅で過ごして、しんどくなった時に訪れるのもおすすめです。私にとっては、この温かな空間で過ごした日々は、産後の弱った体や、慣れない育児の疲れなどが心の底から癒されたうえ、母親としてのスキルアップにつながりました。

パパも泊まれる

室料はそのまま(食事は別料金)で、パパも同室に泊まれました。我が家は1泊だけ泊まることに。両親揃って育児のレッスンが受けられたのもとても良い経験です。

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