美容とダイエットにGHEE (ギー)がよい理由と食べ方いろいろ
以前なら、ダイエットでは避けられてきた「油」。
最近では健康的なダイエットのためには、良い油はとるほうが良いことが常識になりました。
オイルのなかでもとくにからだに良いと考えられているものが、グラスフェッドバターから作られるGHEE(ギー)。
米国の雑誌『TIME』の、「世界で最も健康によい食品ベスト50」にも選ばれた油の最高峰です。
美容やダイエットに良いとされ、その味も抜群に美味しいギー。
ギーは、牧草を食べて育った牛のミルクで作られた「グラスフェッドバター」が原料。
そこから、余分な水分やタンパクなど不純物をとりのぞいて作られるピュアなオイルがギーなのです。
ここでは、ギーが美容や健康によい理由と、おすすめの食べ方・レシピを紹介します。
おすすめのギー(左はお得で、右は透明感のある味が抜群!)
ギーがからだに良い理由
ギーはバターからできているのに、バターとは脂肪の構成が異なり、太りにくいのです。
そもそも一般的なバターが太りやすいのは、体に蓄積されやすい「飽和脂肪酸」だから。
心臓病のリスクを高める可能性がある飽和脂肪酸は多く摂りすぎないようにするのがよいとされます。
それに対して、グラスフェッドバターは、からだに溜まりにくい「不飽和脂肪酸」を多く含んでいます。
また、グラスフェッドの牛は自然の中で牧草を食べて育っているだけあって、スーパーに並ぶ一般的なバターの牛のように、遺伝子組み換え穀物のエサや、ホルモン剤、抗生物質などが使われていません。
オーガニック育ちの牛のミルクから作られる極上のバターから、さらに余分な水分やタンパク成分などの不純物をとりのぞき、純粋な油だけにしたオイルがGHEE(ギー)なのです。
ギーはグラスフェッドバターからできる乳製品ですが、ラクトース(乳糖)やカゼインのほとんどが除去されています。
日本人に多いとされる乳糖不耐症の人や、カゼインの摂取を抑えるべき人にも安心です。
ギーに含まれるオメガ3
青魚やくるみに多く、積極的にとることが良いとされる、オメガ3。
ギーには、オメガ3が多く含まれています。
オメガ3はお肌の髪のツヤを保ってくれる効果が期待でき、集中力を持続させるような効果もあるとされます。
とはいえ、本来、脂肪分の摂りすぎはからだに悪いもの。
ギーは、いつもの食事にプラスするのではなく、これまで使っていたバターやマーガリンの代用品として使うのがベストです。
ギーはどんな味がするの?
ギーの味は、ひとことでいえば「香り高いバター」。
豊かなバターの香りと、研ぎ澄まされたピュアな味わいで、コクや甘みもあります。
ギーはどうやって食べるといいの?
健康食品として食べるというよりも、美味しい食材として食べるのがおすすめです。
バター代わりにパンケーキやパンにつけるととても美味しいし、
オムレツやスクランブルエッグを焼くときにギーを使うとまろやかで絶品。
熱に強く酸化しにくいので、炒め物やグラタン、カレー、シチューなど熱を加える料理に向きます。
特に、豆乳などのポタージュにギーを足すと、生クリームで作ったような濃厚な美味しさが加わるのでおすすめ。
ここではかぼちゃの豆乳ポタージュレシピを紹介します。
ギーで作るかぼちゃの美味しい豆乳ポタージュ レシピ・作り方
材料(4人分)
かぼちゃ 大1/4(正味400g)
無調整豆乳* 2カップ
水 1カップ
スープの素 1/2~1袋
塩 小さじ1/2~1
ギー(グラスフェッド) 適量
* 無添加アーモンドミルクなども◎
作り方
1 かぼちゃは種とわたと皮をとり、好みの方法(蒸し、レンジなど)で、楊枝がすっと刺さるくらいに加熱する
2 ミキサーにかぼちゃ、豆乳、水、スープの素を入れて、なめらかにする
3 鍋にうつして弱火にかけ、かき混ぜながらゆっくりと加熱する
4 全体が温かくなったら、塩を少しずつ加えて味を調整する
5 スープ皿に注ぎ、仕上げにギーを加える
無添加のアーモンドミルク /8本入り