美容とダイエットにGHEE (ギー)がよい理由・食べ方とレシピ
以前なら、ダイエットでは油を避けられてきたけれども、最近では健康的なダイエットのためには、良い油はすすんで取り入れるべきということがほとんど常識に。
オイルのなかでもとくにからだに良いと考えられているものが、グラスフェッドバターから作られるGHEE(ギー)。
米国の雑誌『TIME』の、世界で最も健康によい食品ベスト50にも選ばれた、油のなかの最高峰です。
ギーが美容や健康によい理由と、おすすめの食べ方・レシピを紹介します。
わたし自身もギーを常食しています。その理由がこちら。
◎ 美容によい
◎ 太りにくい
◎ とにかく美味しい
おすすめのギー(左のものは美味しくてお得感が、右はさらに食べやすくて透明感のある味)
ギーは、牧草を食べて育った牛のミルクで作られる「グラスフェッドバター」から、余分な水分やタンパクなど不純物をとりのぞいたピュアなオイルです。
もとはバターからできていながら、バターとは脂肪の構成が異なり、太りにくいのです。
そもそも一般的なバターが太りやすいのは、体に蓄積されやすい「飽和脂肪酸」だから。
それに対して、グラスフェッドバターは、からだにたまりにくい「不飽和脂肪酸」を多く含んでいます。
また、グラスフェッドの牛は自然の中で牧草を食べて育っているだけあって、スーパーに並ぶ一般的なバターの牛のように、遺伝子組み換え穀物のエサや、ホルモン剤、抗生物質などが使われていません。
オーガニック育ちの牛のミルクから作られる極上のバターから、さらに余分な水分やタンパク成分などの不純物をとりのぞき、純粋な油だけにした上質なオイルがGHEE(ギー)なのです。
ギーはグラスフェッドバターからできる乳製品ですが、ラクトース(乳糖)やカゼインのほとんどが除去されています。
日本人に多いとされる乳糖不耐症の人、また、カゼインの摂取を抑えるべき人にも安心です。
ギーに含まれるオメガ3
青魚やくるみに多く、積極的にとることが良いとされる、オメガ3。
ギーには、オメガ3が多く含まれています。
オメガ3はお肌の髪のツヤを保ってくれる効果が期待でき、集中力を持続させるような効果もあるとされます。
ギーはどんな味がする?
ギーの味は、ひとことでいえば「香り高いバター」。
豊かなバターの香りと、研ぎ澄まされたピュアな味わいで、コクや甘みもあります。
ギーはどうやって食べるといいの?
健康食品として食べるというよりも、美味しい食材として食べる、という感覚がしっくりくるもの。
バターの代わりに、パンケーキやパンにつけたり、料理などに使うととても美味しいです。
熱や酸化に強いので、炒め物やグラタン、カレー、シチューなど熱を加える料理にもおすすめです。
とくにおすすめなのが、豆乳で作るポタージュにギーを加える食べ方。
豆乳でポタージュを作ると、牛乳で作るポタージュよりもかなりあっさり仕上がりがちですが、ギーを加えると、一気に味がボリュームアップするのです。
まるで、生クリームを加えて作ったポタージュのようなコクとボリューム感がでます。
それもそのはず、ギーも生クリームも乳脂肪という点では同じ。
でも先述のとおり成分が異なり、ギーは、ダイエットや美容効果が期待できるのです。
ここでは、ギーを使った、美味しいかぼちゃの豆乳ポタージュのレシピをご紹介します。
ギーで作るかぼちゃの豆乳ポタージュ
牛乳・生クリーム無しでも濃厚な味わい
材料(4人分)
かぼちゃ 大1/4(正味400g)
無調整豆乳 2カップ
水 1カップ
スープの素 1/2~1袋
塩 小さじ1/2~1
ギー 適量
作り方
1 かぼちゃは種とわたと皮をとり、好みの方法(蒸し、レンジなど)で、楊枝が刺さるくらいに加熱する
2 ミキサーにかぼちゃ、豆乳、水、スープの素を入れて、なめらかにする
3 鍋にうつして弱火にかけ、かき混ぜながらゆっくりと加熱する
4 全体が温かくなったら、塩を少しずつ加えて味を調整する
5 スープ皿に注ぎ、仕上げにギーを加える