腸活とはがわかる本「腸と脳」
『腸と脳』エムラン メイヤー
込み入った雰囲気のタイトルで、本自体もぶ厚いし難しそう。
なのですが、あえて、腸活初心者の方にもおすすめしたい本がこちらです。
著者はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のエムラン メイヤー教授。
世界で研究が進む、腸内細菌の研究データをもとにかかれています。
本のタイトルのとおり、脳について、腸内細菌が深く関係していることを示すエビデンスなどから、腸内環境を整えることでメンタル状態がよくなるようなことが示されています。
そして、腸内環境をよくすることは、「免疫力」などからだ全体に直結するということもわかりやすく解説されています。
では、どうすれば腸内環境をよくできるか。
そのために「動物性脂肪を少なくする」ことや「発酵食品を摂り、大量生産された食品は加工食品よりも有機栽培で育てられたものを食べる」など食べものの食べ方が詳しく書かれています。
「怒っているとき、悲しいときは食べるのを控える」ということも、なるほどです。
そして、ライフスタイルが大切なことや、ハウツーについても書かれているのがありがたいもの。
エビデンスベースで腸活とはどうすればよいのかということを理解しながら、
そのための食事や生活のヒントがたくさんもらえる一冊です。
腸活の、根拠からハウツーまでがわかりやすく書かれている。
腸活が私たちのからだにそれほど大きな影響を与えているということは、
腸内環境を整えるためのいろいろを学べる本は、まるで「生活の教科書」だと思えるのです。
谷原章介さんもおすすめの本として紹介されているみたい。
腸内環境の研究は米国など海外で進んでいるので
どうしても翻訳本が多くなるから、訳が読みやすいかどうかも重要なポイント。
この本はすっきりとした翻訳文が読みやすい点でもおすすめです。
この本を読めば、生活への意識が変わり、腸内環境もより良くできるはず。